【令和6年賃金統計】臨床検査技師の給与額
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今回は臨床検査技師の給与額について、年齢・性別・都道府県毎に平均値をご紹介します。
もしご自身の給与額が『あまりに平均とかけ離れている・・・!』、という場合は、転職を検討してみてもよいかもしれません。
参考にして頂けますと幸いです。
※給与額は、年齢・性別・地域のみで決まる訳ではありません。
スキルや勤続年数、役職、残業や当直や待機の有無、施設の経営状況など、数多くの変動要素がありますので、あくまで参考値としてご覧ください。
はじめに
給与額は、スキル、勤続年数、年齢、役職、業務内容、残業や当直や待機の有無、経営状況、地域など、様々な要因によって大きく変わります。よって、一概に妥当かどうかを判断することはかなり難しいです。
しかし、各職種の給与の統計データを出している国の機関があります。
それは、厚生労働省です。
厚生労働省は、毎年、賃金構造基本統計調査を行い、賃金に関する統計データを公開しています。
今回は、厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」のデータを基に、臨床検査技師の最新給与額を整理しました。
(なお、統計データはこちらe-Statにあります)
臨床検査技師の給与額 ≪全国平均値≫
臨床検査技師の平均年収は、504万円です。平均勤続年数は11.3年、平均年齢は40.4歳となります。
月収(残業・当直・待機を含む)と賞与の平均値は以下となります。
・月収:平均34.3万円
・賞与:平均92.4万円
・年収:平均504万円
こちらは全国の臨床検査技師75,460名を対象に、平均化した数値となります。
臨床検査技師の給与 ≪年齢層別≫(残業・当直・待機を含む)
年齢層 | 平均年収(万円) | 臨床検査技師人数(人) |
全年齢 | 504 | 75,460 |
20~24歳 | 359 | 9,860 |
25~29歳 | 428 | 13,230 |
30~34歳 | 476 | 9,080 |
35~39歳 | 495 | 8,190 |
40~44歳 | 544 | 4,330 |
45~49歳 | 582 | 9,370 |
50~55歳 | 623 | 8,880 |
55~59歳 | 701 | 5,950 |
60~64歳 | 447 | 4,250 |
65~69歳 | 464 | 2,060 |
70歳~ | 421 | 260 |
臨床検査技師の場合、50代後半で年収のピークを迎える傾向にあります。
臨床検査技師の給与 ≪年齢層別≫(残業・当直・待機を含まない)
年齢層 | 平均年収(万円) | 臨床検査技師人数(人) |
全年齢 | 470 | 75,460 |
20~24歳 | 333 | 9,860 |
25~29歳 | 391 | 13,230 |
30~34歳 | 430 | 9,080 |
35~39歳 | 462 | 8,190 |
40~44歳 | 503 | 4,330 |
45~49歳 | 550 | 9,370 |
50~55歳 | 583 | 8,880 |
55~59歳 | 673 | 5,950 |
60~64歳 | 426 | 4,250 |
65~69歳 | 434 | 2,060 |
70歳~ | 414 | 260 |
残業・当直・待機を含まない場合、平均年収は35万円前後下がります。
当直・待機無しの職場環境を希望される場合は、年収が数十万円ほど下がることを想定しておく必要があります。
臨床検査技師の給与 ≪年齢層別・男女別≫(残業・当直・待機を含む)
年齢層 | 男性 | 女性 | ||
平均年収(万円) | 臨床検査技師人数(人) | 平均年収(万円) | 臨床検査技師人数(人) | |
全年齢 | 541 | 25,420 | 486 | 50,050 |
20~24歳 | 355 | 3,360 | 361 | 6,500 |
25~29歳 | 422 | 4,190 | 430 | 9,040 |
30~34歳 | 485 | 3,950 | 470 | 5,130 |
35~39歳 | 560 | 3,150 | 454 | 5,040 |
40~44歳 | 660 | 1,020 | 509 | 3,310 |
45~49歳 | 671 | 2,170 | 556 | 7,200 |
50~55歳 | 657 | 2,330 | 611 | 6,560 |
55~59歳 | 808 | 2,950 | 596 | 3,000 |
60~64歳 | 484 | 1,610 | 425 | 2,640 |
65~69歳 | 454 | 580 | 468 | 1,490 |
70歳~ | 304 | 130 | 535 | 130 |
臨床検査技師の給与 ≪年齢層別・男女別≫(残業・当直・待機を含まない)
年齢層 | 男性 | 女性 | ||
平均年収(万円) | 診療放射線技師人数(人) | 平均年収(万円) | 診療放射線技師人数(人) | |
全年齢 | 506 | 25,420 | 452 | 50,050 |
20~24歳 | 330 | 3,360 | 335 | 6,500 |
25~29歳 | 379 | 4,190 | 396 | 9,040 |
30~34歳 | 441 | 3,950 | 422 | 5,130 |
35~39歳 | 531 | 3,150 | 418 | 5,040 |
40~44歳 | 594 | 1,020 | 476 | 3,310 |
45~49歳 | 627 | 2,170 | 527 | 7,200 |
50~55歳 | 617 | 2,330 | 571 | 6,560 |
55~59歳 | 782 | 2,950 | 567 | 3,000 |
60~64歳 | 474 | 1,610 | 397 | 2,640 |
65~69歳 | 433 | 580 | 434 | 1,490 |
70歳~ | 304 | 130 | 521 | 130 |
臨床検査技師の給与 ≪都道府県別≫
都道府県別で、臨床検査技師の平均年収をグラフ化しました。
左が残業・当直・待機を含む年収で、右がそれらを含まない年収です。
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転職で年収が上がるか、それとも下がるか、これは求職者自身の年齢によって左右されることがあります。
20代~30代前半くらいであれば、まだ給与がそこまで高くない時期ですので、転職による給与減は起きにくいです。寧ろ、採用意欲の高い施設であれば、現職よりも高い給与を提示され、「是非、入職を」とお願いされることもあります。
一方、年収がそこそこ上がっている40代~50代の場合は、転職することで一時的に年収が下がる可能性が高まります。理由は、勤続年数がリセットされるためです。
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